- 行政書士の試験を受けてみたいが詳しく知らない
- 試験は難しいの?
- 申し込み方や試験日は?
- お金はかかるの?
上記の疑問などを持っている方に簡単に説明したいと思います。
目次
行政書士の試験の概要

行政書士試験の難易度
行政書士試験の合格率はおよそ6%~10%です。
年度 | 受験者数 | 合格者 | 合格率 |
30年度 | 39,105名 | 4,968名 | 12.7% |
29年度 | 40,449名 | 6,360名 | 15.7% |
28年度 | 41,053名 | 4,084名 | 9.95% |
27年度 | 44,366名 | 5,820名 | 13.1% |
26年度 | 48,869名 | 4,043名 | 8.27% |
25年度 | 55,436名 | 5,597名 | 10.10% |
24年度 | 59,948名 | 5,508名 | 9.19% |
23年度 | 66,297名 | 5,337名 | 8.05% |
22年度 | 70,586名 | 4,662名 | 6.60% |
ここ数年受験者数は減少傾向にありますが、合格率は上昇しています。
僕は1番合格率が高い29年度に合格しました。
行政書士試験の場合、大学受験のように定員がないので合格ラインを超えれば全員合格できます。
合格率の6%~10%だけを見ると難しく感じるかもしれません。
しかし、詳しくは後述しますが誰でも受験できるのでとりあえず受けてみよっかなーという軽い気持ちで受験する人も当然います。
つまり、この6%~10%より若干合格率は高いと考えていいと思います。
受験資格
一番気になる受験資格についてですが、誰でも受験することが出来ます。
つまり、年齢、学歴、国籍等に関係なく誰でも行政書士の試験を受けることができます。
同じ法律系の弁護士は法科大学院に行かなければいけなかったり、予備試験を受験する必要がありますが、行政書士の試験にはそういうものがありません。
試験日
試験日は毎年11月の第二日曜日です。
つまり、毎年1回しかチャンスがありません。
簿記やTOEICは年に複数回あるので仮にダメでも次の数か月後の試験を頑張ろうと気合を入れ直すことができるのですが、行政書士は年に1回しかないので落ちたら次は1年後です。
また1年頑張るのかと挫折してしまう方も多いです。そこが行政書士のきついところではあります。
試験時間
試験時間は午後1時から4時の3時間です。
3時間と聞くと長いなと思いますが、実際に試験を受けると短く感じます。
申し込み期間
申し込み期間は基本的に毎年8月中です。
申し込み方法が郵送とインターネットでの申し込みの2種類があります。
郵送による申し込みは願書を取りに行ったりと少し面倒くさいことが多いので個人的におすすめなのはインターネットでの申し込みです。
スマホやタブレットでのインターネット申し込みはできません。PCのみです。
パソコンで公式サイトにアクセスし、受験申込み、インターネットによる受験申し込みをクリックし、説明を読んだらインターネットによる申込みはこちらからをクリックし説明にそって進んで下さい。
その後受験票が10月中に送付されます。試験当日に持って行くので大切に保管しましょう。
受験手数料
受験手数料は7,000円です。
支払い方法はクレジットカード払いかコンビニエンスストアで可能です。払い込みに要する手数料270円も受験申込者負担となります。
試験会場
試験場は全国にあります(公式サイト)が、定員があり早い者順なので申込期間が始まったらできるだけ早めに申し込みましょう。
試験当日に持参するもの
必ず持参するもの
- 受験票
- 鉛筆(BかHB)またはシャープペンシル
- プラスチック消しゴム
- 上履きと下履きを入れる袋(試験会場によって異なる)
最近はマークシート用のシャーペンが売っているのでそれがオススメです。
持参可能なもの
- 腕時計※(試験会場に時計がありません。)
- 鉛筆削り(電動不可)
- 問題用紙に使用する蛍光ペン
- ひざ掛けや座布団(試験官の許可が必要)
※計算機能、通信機能が搭載されているものは不可
試験当日の注意事項
- 試験開始時間の30分前(午後0時30分)に受験上の注意事項の説明があるので、30分前には着いておくようにする。
- 試験室への入室は午前11時50分から
- 試験開始の午後1時から午後2時30分までと試験終了前10分間は退室できません。
- 電子機器類は電源を切り、試験当日に配付される封筒に入れてカバン等にしまっておく。
合格発表

合格発表は1月の下旬に行政書士試験研究センターの掲示板にに公示されます。インターネットでも閲覧可能です。※回線が混み合うことがあります。
合否通知書は公示後発送されます。合格者には2月中に合格証が送付されます。
行政書士の試験は独学(市販の本等で勉強する)で合格するのは難しいと言われています。
独学と通信の違いやおすすめの通信講座について知りたい方はこちら↓
行政書士の試験についてわかりやすく説明! まとめ
インターネットで申し込めば簡単に済むのでぜひインターネットで申し込みましょう。