最近Amazonのプライムビデオでクレヨンしんちゃんの映画が無料の見放題に配信されたので試しに見てみたのですが驚きました。
ストーリーのクオリティがめちゃくちゃ高い!
まだクレヨンしんちゃんの映画を見たことがない方は、どうせお子様向けの映画でしょ?と思うかもしれませんがそんなこと全くありません。
むしろ子供ではわからないようなネタとかも出てきます。
単純にストーリーが大人でも面白いと思えるハイクオリティな内容になっています。
作品にもよりますが、家族愛や友情が描かれていて感動できる作品が多いです。
クレヨンしんちゃんだからといってナメてると、号泣することになります。
今ならAmazonプライムビデオを利用してクレヨンしんちゃんの映画が無料で見れます。
詳しくはランキングの後に記載しています。
よければ他のランキングもどうぞ↓
目次
- 1 クレヨンしんちゃん映画の名作ランキング 全26作品【2019】
- 1.1 26 位 金矛の勇者
- 1.2 25位 アクション仮面VSハイグレ魔王
- 1.3 24位 ブリブリ王国の秘宝
- 1.4 23位 オラと宇宙のプリンセス
- 1.5 22位 爆睡!ユメミーワールド大突撃
- 1.6 21位 B級グルメサバイバル
- 1.7 20位 オラの花嫁
- 1.8 19位 爆盛!カンフーボーイズ
- 1.9 18位 オタケベ!カスカベ野生王国
- 1.10 17位 3分ポッキリ大進撃
- 1.11 16位 温泉わくわく大決戦
- 1.12 15位 踊れアミーゴ
- 1.13 14位 雲黒斎の野望
- 1.14 13位 オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃
- 1.15 12位 黄金のスパイ大作戦
- 1.16 11位 ヘンダーランドの大冒険
- 1.17 10位 暗黒タマタマ大追跡
- 1.18 9位 襲来!宇宙人シリリ
- 1.19 8位 逆襲のロボとーちゃん
- 1.20 7位 歌うケツだけ爆弾
- 1.21 6位 栄光のヤキニクロード
- 1.22 5位 夕陽のカスカベボーイズ
- 1.23 4位 嵐を呼ぶジャングル
- 1.24 3位 電撃!ブタのヒヅメ大作戦
- 1.25 2位 アッパレ!戦国大合戦
- 1.26 1位 モーレツ!オトナ帝国の逆襲
- 2 クレヨンしんちゃんの映画を無料見る
- 3 クレヨンしんちゃん映画の名作ランキング 全26作品【2019】まとめ
クレヨンしんちゃん映画の名作ランキング 全26作品【2019】
26 位 金矛の勇者
- 監督:本郷みつる
- 時間:100分
- 公開:2008年
【あらすじ】
地球支配をたくらむ闇の世界“ドン・クラーイ”と地球とをつなぐ“闇の扉”をうっかり開けてしまったしんのすけだったが、実は自覚こそないもののしんのすけこそ“選ばれし勇者”だった。しんのすけを守るために現われた少年マタの力を借りながら、出現する闇の敵と戦うしんのすけだが、強大な敵アセ・ダク・ダークが現われ……。
劣化版ヘンダーランド
ヘンダーランドと似ているだけならよかったのですが、内容が伴っておらず劣化版ヘンダーランドになってしまっています。
このシーンいる?というような蛇足な部分が目立ちます。
声優が豪華
敵の大ボスは銀河万丈さん、マタ役に堀江由衣さんという大人気声優が出演しています。それが余計に勿体ないです。
25位 アクション仮面VSハイグレ魔王
- 監督:本郷みつる
- 時間:95分
- 公開:1993年
【あらすじ】
臼井儀人原作の人気マンガ「クレヨンしんちゃん」の初の映画化作品。チョコビで当てたNo.99のアクション仮面カードを持って、夏休みに家族と海へ出かけるしんのすけ。するとそこに“アクション仮面アトラクション・ハウス”が出現。しんのすけがカードを見せると、不思議なマシンに乗せられてしまう。たどり着いた先は異次元の世界。ここではハイグレ魔王が、アクション仮面の力を封じて悪事をはたらいていた。世界の危機を救うため、しんのすけはアクション仮面と協力するが…。
クレヨンしんちゃんの初劇場版
初の劇場版というだけあって、原作者の臼井義人が最も関わった作品です。あらすじを見てもわかるようにストーリーが割と複雑です。
子供向けのアニメの映画としてはかなり完成度が高く、この1作目が今現在のクレヨンしんちゃんの映画のクオリティの基盤になっています。
オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃が公開されるまでは歴代興行収入1位の作品でした。
しんのすけがちゃんと子供っぽい
初期のクレヨンしんちゃんなので、買い物の荷物を「オラがもつオラがもつ~」や家中のコンセントを抜きまくったりと子供らしい一面がうかがえます。
作画も今のクレヨンしんちゃんとは少し違っていて、まさにじゃがいも小僧という感じです。
いつもの登場キャラの性格も違います。
しんのすけの声優は同じですが、しんのすけの声も今の完成されたしんのすけの声とは若干違います。
アクション仮面が本物
嵐を呼ぶジャングルではアクション仮面は俳優のひとりとして登場していましたが、今作は本当に世界の平和を守っているアクション仮面です。
アクションビームも実際に打てます!
24位 ブリブリ王国の秘宝
- 監督:本郷みつる
- 時間:96分
- 公開:1994年
【あらすじ】
福引きで海外旅行を当てたしんのすけ。家族一同大喜びで南の楽園・ブリブリ王国を訪れるが、実はホワイトスネーク団の罠だった。謎の二人組によって誘拐されたしんのすけが出会ったのは、自分とそっくりなスンノケシ王子。ふたりは、ホワイトスネーク団が狙う伝説の宝物を手に入れるためにそろえられたらしいのだが…。
ひまわりがいない初期の映画
まだひまわりがいないのでしんのすけは子供っぽく、ひろしとみさえがまだラブラブな状態はこの映画でしか見れません。
ちょっぴり怖い不気味な雰囲気が漂う映画です。
23位 オラと宇宙のプリンセス
- 監督:増井壮一
- 時間:117分
- 公開:2012年
【あらすじ】
プリンのことでけんかをしていたしんのすけと妹ひまわり。頭にきたしんのすけは「妹なんかいらない」と言うと突然、謎の男がやってくる。妹を預かると話す彼らは、しんのすけに紙を渡し、そこにサインをすると、野原一家は上空にいたUFOに連れ去られてしまう。しんのすけたちは、地球の兄弟星“ヒマワリ星”に到着し、そこで宇宙の平和のために、ひまわりがこの星の姫にならなければいけないと知らされ……。
子供向けにシフトされた映画
クレヨンしんちゃんの映画といえば、大人でも楽しめる映画というイメージが定着していましたが、宇宙のプリンセスはガッツリ子供向けになっています。
大人でも楽しめるということは多少大人にしかわからない要素があったということです。古いネタとか少し過激な表現とか。
しかし、今作はカラフルな色使い、かわいらしい造形、歌のシーンも多めで完全に子供向けにシフトされています。
大人が楽しめなくなってはいますが、子供は他作品より楽しめる内容になっています。
過去作の映画のヒロインが登場
あるシーンで、過去のクレヨンしんちゃんの映画に登場したヒロインが出てくるシーンがあり感動します。
22位 爆睡!ユメミーワールド大突撃
- 監督:高橋渉
- 時間:97分
- 公開:2016年
【あらすじ】
誰もが見たい夢を見られるという夢の世界を訪れた野原しんのすけたちカスカベ防衛隊は、風間くんは政治家、マサオくんは漫画家と、それぞれ思い思いの姿になって楽しんでいた。しかし、謎めいた女の子・サキの登場により、人々は恐ろしい悪夢に閉じ込められてしまう。人類の安眠を守るため、しんのすけたちは立ち上がるが……。
映画オリジナルキャラが主役
クレヨンしんちゃんの映画では、映画オリジナルキャラが敵キャラというパターンが多いですが、ユメミーワールドでは守るべき仲間になっています。
子供でも大人でも楽しめるバランスの良い作品
今作は夢が舞台であり、夢の表現がかわいらしい描写になっているのでそこは子供向けです。(しんのすけの夢だけ中年オヤジが共感できる内容です笑)
内容は親子の関係性が描かれているので、子供がいる親は共感できるし、みさえの言葉には感動するかもしれません。
21位 B級グルメサバイバル
- 監督:橋本昌和
- 時間:103分
- 公開:2013年
【あらすじ】
「B級グルメ」のイベントに行く途中、伝説のソースの運搬を任された、しんのすけたち“カスカベ防衛隊”。そのソースは日本のB級グルメを守る大切なソースだった。A級グルメの魔の手が忍び寄る中、しんのすけたちは庶民の幸せを守り抜くため、ソースを無事に運ぶことができるのか……。
劣化版ヤキニクロード
食べ物関連ということで過去作品のヤキニクロードと似ていて、ギャグ主体で構成されていますが、ヤキニクロードを超えることができませんでした。
若手実力派声優が出演
神谷浩史、中村悠一、早見沙織という大人気若手実力派声優が敵役を演じています。
20位 オラの花嫁
- 監督:しぎのあきら
- 時間:106分
- 公開:2010年
【あらすじ】
しんのすけの花嫁だというタミコが、未来都市ネオトキオからタイムマシンに乗ってやって来る。タミコは、未来のしんのすけがネオトキオの独裁者・金有増蔵に捕まってしまったため、5歳のしんのすけの力を借りたいと言う。まったくやる気のしないしんのすけは、とりあえずタミコと共にネオトキオへ向かうが……。
未来のしんのすけ達が登場
大人になったカスカベ防衛隊のみんなや野原一家が登場します。
ただしストーリーがあまり面白くなく、良い題材なのに勿体ない感じです。
19位 爆盛!カンフーボーイズ
- 監督:高橋渉
- 時間:103分
- 公開:2018年
【あらすじ】
春日部にある中華街のアイヤータウンで、しんのすけたちカスカベ防衛隊は、伝説のカンフーであるぷにぷに拳を習うことになる。そのころアイヤータウンでは、食べた者が凶暴化してしまう“ブラックパンダラーメン”が大流行していた。しんのすけたちはアイヤータウンを救うために立ち上がる。
矢島晶子最後のしんのすけ
しんちゃんの声優である矢島晶子の最後の映画です。
よくよくしんのすけの声を聞くと声にむらがあるのがわかります。ギリギリまで頑張ってくれたということです。
ありがとう矢島晶子さん!
カンフー!
カスカベ防衛隊が活躍する映画です。カンフーが題材ということでアクションが多めなので楽しめます。
18位 オタケベ!カスカベ野生王国
- 監督:しぎのあきら
- 時間:100分
- 公開:2009年
【あらすじ】
カスカベの街では地球に優しいエコロジー活動が盛んになり、しんのすけも地域のゴミ拾いをするようになる。ある日、おいしそうなドリンクを拾ったしんのすけは大切に家に持ち帰って冷蔵庫で冷やしていたが、のどが渇いていた両親が飲んでしまう。しかし、ドリンクを飲んだ両親はニワトリとヒョウの姿に変身してしまい……。
カスカベ市民が動物化
それぞれのキャラクターの個性に合った動物になり面白いです。ただし、それ以外は特に見所がないのが残念です。
みさえが活躍
みさえが活躍するシーンが多いです。ひろしはほとんど役に立ちません(笑)。
ひろしの過去の話はオトナ帝国でありましたが、みさえのシーンはありませんでした。
この野生王国でみさえの過去のシーンが出てきて期待したのですが、掘り下げが足りず感動できなかったので惜しかったです。
敵役に山寺宏一
敵役として声優が選ぶ声優ランキング1位の山寺宏一が出演しています。
内容が伴っていないので勿体ないです。
17位 3分ポッキリ大進撃
- 監督:ムトウユージ
- 時間:95分
- 公開:2005年
【あらすじ】
野原家に突如現れた変身ヒーロー「ミライマン」は、「3分以内に怪獣を倒さないと、その怪獣が現実世界に現れてしまう」と言い、みさえを強制的に3分後の世界に連れて行ってしまう。
野原一家の日常
冒頭の野原一家の朝の日常を効果音のみの早回しで映し出すシーンがあり、普段のクレヨンしんちゃんでは見れない貴重な映像で面白いです。
しんのすけはかっこいいお兄ちゃん
ひろしとみさえが怪獣退治にハマり、日常生活をおろそかにしひまわりの面倒も見なくなります。
しんのすけも怪獣退治に行きたいが、ひまわりのためにその気持ちをグッと堪えて家に残りひまわりの面倒を見るシーンが印象的です。
意外と感動シーンがある
前半は野原一家が怪獣を倒していく単調なシーンが続き、この映画は微妙だなぁと思っていたら、後半は怪獣が強くなり現実世界にも影響が出てひろし、みさえも怪我をするようになり一気にシリアスになります。
ひろしとみさえが怪獣退治に怯えるようになりますが、そこでしんのすけは立ち上がります。
大人のひろしとみさえでさえ厳しい状況の中しんのすけは「オラ、ひまの素敵なお兄様だから」、「ひまが女子大生になる未来を怪獣なんかに壊させない!」とひとり怪獣に立ち向かう姿は感動します。
ネタバレになるので詳しくは言いませんが、ラストのみさえの言葉に胸を打たれる人は多いと思います。
16位 温泉わくわく大決戦
- 監督:原恵一
- 時間:113分
- 公開:1999年
【あらすじ】
埼玉県の奥秩父の温泉に出かけたふたば幼稚園の先生たちが怪獣を目撃。一方、何者かに拉致された野原一家は、温泉Gメンと名乗る組織の秘密基地へ連行された。実は彼らこそ悪の組織YUZAMEと戦う正義の政府機関で、風呂を嫌って地球温泉化を企てるYUZAMEから人々を守っていたのだ。
ひろしがカッコ悪い
ここ最近はひろしは良き夫でありカッコいいお父さんという印象ですが、この映画当時のひろしはカッコ悪いです。
ひろしが女の子にデレデレしてみさえに怒られるシーンが良く出てきます。一度反省するのですがまた同じ過ちを繰り返します。
ギャグが大人しかわからない
クレヨンしんちゃんといえばギャグですが、今作で登場するギャグは子供ではまずわからない古いギャグが多いです。
まさに、大人も楽しめる映画です。
いつも通りの野原一家
野原一家は映画版ではカッコよくなったり、頼もしくなったり、家族思いになったりしますが、今作では良くも悪くも普段通りのおバカな野原一家という感じです。
15位 踊れアミーゴ
- 監督:ムトウユージ
- 時間:95分
- 公開:2006年
【あらすじ】
しんのすけが暮らすカスカベに、謎の“そっくり人間”が知らないうちにカスカベ市民とすり替わる“世界サンバ化計画”という脅威が迫っていた。その恐ろしい魔の手は野原一家にも及び、みさえやひろしの“そっくり人間”まで出現。しんのすけは“ホンモノの家族”を守るため、いつも以上におケツに力を込めるのだった……。
普通に怖いホラー映画
前半部分は子供が見たら怖いどころか大人でも普通に怖いレベルのホラー演出があります。ホラーが好きな人にはかなり面白い内容です。
後半どうした?
前半までホラーで良い感じで盛り上がったのに後半になると急につまらなくなります。
ラストの大ボスとの戦いをもう少し考えてほしかったです。
14位 雲黒斎の野望
- 監督:本郷みつる
- 時間:99分
- 公開:1995年
【あらすじ】
時間犯罪者が日本の戦国時代の歴史を変えようとしていることを知ったタイムパトロール隊員のリング。だが何者かの攻撃を受けた彼は何と1995年の日本、それも野原家に不時着してしまう。リングの話を聞いた野原一家は、彼に協力して戦国時代へ発進。そこでは謎の怪人・雲黒斎が待ち受けていた…。
内容が濃く演出が細かい
時代物でありSFでもあるので内容が濃く、オープニングからエンディングまでが長く感じます。
戦国時代が舞台なのでチャンバラシーンが多く、アクションが見所です。
子供では絶対にわからない中国の戦国時代に荘子が書いた「胡蝶の夢」を模した演出があります。
他にもタイムスリップするので伏線が多く張ってあり、大人でも注意深く見ないと気付かない点があります。
吹雪丸の全てがカッコいい
個人的には好きなクレヨンしんちゃんの映画オリジナルキャラでベスト3に入ります。
生い立ちや素直な性格、強さが魅力的です。
めでたしめでたしと思ったら・・・。
後半でもうエンディングだなと思ったらまだ続くんかいという視聴者にとっては嬉しい裏切りがあります。
13位 オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃
- 監督:橋本昌和
- 時間:104分
- 公開:2015年
【あらすじ】
父・野原ひろしの転勤が決まり、みさえ、しんのすけ、ひまわりの野原一家は、春日部を離れることに。しかも、その引っ越し先はメキシコ。ふたば幼稚園の仲間たちに別れを告げ、メキシコに降り立った野原一家だが、しんのすけはグラマーでセクシーなメキシコ美女たちに近づいてははしゃぎまくり。だが、彼らの前に突如として動くサボテンが群れを成して出現し、襲い掛かってくる。
序盤がかなり面白い
ひろしの転勤によって野原一家がメキシコに引っ越しすることになります。
ひろしが単身赴任をしようとするがそれを止めるみさえのシーン、家の思い出を振り返るシーン、しんのすけと風間君の別れのシーンが感動的で序盤から面白いです。
しかし、それが最高点でありそこからは序盤の面白さを超えることはありませんでした。
超豪華声優陣
ワンピースのサンジで有名な平田広明の他、坂本真綾、浪川大輔、堀内賢雄と単独で主役を演じられる大人気声優が勢揃いしています。
12位 黄金のスパイ大作戦
- 監督:増井壮一
- 時間:114分
- 公開:2011年
【あらすじ】
国籍不明の少女レモンが届けたアクション仮面からのメッセージによって、アクションスパイとなったしんのすけ。レモンの指導のもと、スパイとしての特訓を積むことに。変装や潜入、秘密道具といったスパイの訓練に夢中になる中、しんのすけに前代未聞のミッションが下される。
しんのすけとレモンが大活躍
今作スパイ大作戦は、しんのすけと映画オリジナルキャラであるレモンが大活躍する代わりにカスカベ防衛隊や野原一家の出番はほどんどありません。
でもそれが悪いことではなく、それでいいと思えるほど満足できる内容になっています。
迫力のスパイアクション
スパイ大作戦ということで、しんのすけとレモンのスパイアクションが見所です。
かっこいいアクションシーンもあれば、笑わせてくれるおバカアクションもあります。
なんだかんだ最後は感動
アクションひとつで行くと思いきや、ラストは意外と感動する場面がちゃんとあります。
最後のしんのすけと家族の掛け合いがけっこう泣けます。
11位 ヘンダーランドの大冒険
- 監督:本郷みつる
- 時間:100分
- 公開:1996年
【あらすじ】
しんのすけはアミューズメントパーク“群馬ヘンダーランド”に幼稚園の遠足で出かける。しかしそこは地球を侵略しようとする魔女・マカオの本拠地だった。しんのすけはみんなとはぐれ、メモリ・ミモリという女の子と出会う。彼女はどうやらマカオによって閉じこめられてしまったようだ。しんのすけはメモリを助けようとするものの、魔女の手下に妨害されてしまい…。
子供のトラウマヘンダーランド
「踊れアミーゴ」は直接的なホラー描写がありますが、ヘンダーランドは不気味な雰囲気が漂いじわじわと怖くなってきます。
日中は楽しそうな遊園地が夕方になると急に怖くなります。陽気な人形も無機質な物体と化し子供の視聴は注意です。
特にひろしとみさえが登場するあのシーンは大人でも怖いです。
ヘンダーランドのデザインはかなり凝っていて素晴らしいです。
真剣でくだらないババ抜き
前半は怖いシーンが多いですが、後半のババ抜きと追いかけっこのシーンは爆笑します。
たかがババ抜きに大真面目な大人たちが面白いです。
追いかけっこ
追いかけっこのシーンは超コミカルな演出で、これぞヘンダーランドといった感じです。
10位 暗黒タマタマ大追跡
- 監督:原恵一
- 時間:103分
- 公開:1997年
【あらすじ】
伝説の魔人ジャーク復活の鍵となる光るタマを拾ったしんのすけ。落とし主であるオカマのローズたち3兄弟がしんのすけの行方を追う一方、もうひとつのタマを持つホステス軍団もしんのすけに目をつけた。だがタマをしんのすけが飲んだため、ローズたちは野原一家を拉致する。
個性的なキャラ大集結
暗黒タマタマは映画オリジナルキャラがたくさん登場しますが、クレしん映画史上一番魅力的なキャラたちです。
特にオカマたちがいいキャラしてます。
クレヨンしんちゃんの原作者である臼井義人が出演しています。
シリアスなバトルシーン
映画後半に民家で籠城して敵を迎え撃つシーンがあるのですが、仲間の猛者たちが次々とやられていき、段々敵が家に近づいてくるシーンはかなり緊張感があります。
子供が見たら少し怖いレベルです。
前半後半通して肉弾戦の正統派格闘シーンが多いので楽しめます。
嬉しい裏切り
ラストにこれでエンディングと思わせてまだ続くという視聴者にとって嬉しい裏切りがあり、最後の最後まで楽しめます。
ラストの連係プレーは凄すぎです。
9位 襲来!宇宙人シリリ
- 監督:橋本昌和
- 時間:108分
- 公開:2017年
【あらすじ】
ある日、野原家に現れた宇宙人シリリが放った謎のビームを浴び、しんのすけの両親ひろしとみさえは、25歳も若返ってしまう。元の姿に戻るためには、日本のどこかにいるシリリの父親を見つけ出さなければならない。しんのすけのお尻にシリリを隠し、シリリの父親を捜すため日本縦断の旅に出た野原一家だったが……。
宇宙人シリリ
題名からして面白くなさそうに見えますが面白いです。
なぜなら、今作のキーパーソンである宇宙人シリリは大人気声優の沢城みゆきさんが演じているからです。
声優としての実力があるので安心して見ることができます。
ひろしとみさえが子供
この映画の見所はひろしとみさえが子供になってしまうところです。
オトナ帝国でひろしは子供になっていますが、みさえが子供になるのは今回が初めてのことです。
いつもの野原一家と違い全員子供なので新鮮味があり楽しめます。
ひろしは子供になっても一番年上なので一家の主として家族を守ろうと頑張ります。
一方みさえはしんのすけと同じ年頃になり、しんのすけに対してグリグリ攻撃をしても効かなくなります。
過去の映画オリジナルキャラが多数登場
直接野原一家と関わることはありませんが、所々に過去のクレヨンしんちゃんの映画に登場したキャラクターたちが出てきます。
キャラクターの他にも過去の映画で登場した物や生物がチラッと出てきます。過去作品をよく見ておかないと見つけられないほどの難易度です。
8位 逆襲のロボとーちゃん
- 監督:高橋渉
- 時間:97分
- 公開:2014年
【あらすじ】
マッサージに行った父ひろしが、なぜかロボットになって帰ってくる。リモコンで家事をこなす“ロボとーちゃん”にしんのすけは大喜び。しかし、それは日本の父親たちの復権をたくらむ「父ゆれ同盟」の陰謀だった。そして父親革命が発生し、父親たちが暴動を開始。それに対し、ロボとーちゃんはしんのすけと共に立ち上がり……。
一家の大黒柱であるひろしが主人公
今作は全国のサラリーマン代表である野原ひろしが主人公です。体はロボットになってしまいましたが、家族を守る父であり続けようとします。
そんな父親の息子であるしんのすけも、たとえ姿が変わってもとーちゃんを信じ続ける純粋な心に感動します。
ひろしの心理描写が細かいので、感情移入することができます。
この映画は前半は面白おかしく見ることができるのですが、後半からはあるシーンをきっかけに非常に考えさせられることになります。
AIが発達した近い将来に実際に起こりうることかもしれないような内容です。ギャグとシリアスのバランスがよく見やすいです。
切ないラスト
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、上記でも記載した後半のあるシーンをきっかけに、視聴者の目線がガラリと変わるようになっています。
最近のクレヨンしんちゃん映画で1番評価の高い作品です。
7位 歌うケツだけ爆弾
- 監督:ムトウユージ
- 時間:106分
- 公開:2007年
【あらすじ】
沖縄旅行を楽しんでいる野原一家だったが、ふとしたことから愛犬シロのお尻に謎の宇宙人“ケツだけ星人”が落とした爆弾がくっついてしまい、宇宙監視センターが爆弾の回収に動き出す。しんのすけはその爆弾が地球を丸ごと吹き飛ばす破壊力を持ったものであること、シロから絶対に取り外すことができない事実を知らされる。
初のシロを主軸とした物語
シロの物語はこの映画が初めてです。
終始蛇足なシーンが目立ちますが、それを帳消しにするくらいの感動できるシーンがあります。
シロとしんのすけの硬い絆が描かれていて泣けます。
6位 栄光のヤキニクロード
- 監督:水島努
- 時間:92分
- 公開:2003年
【あらすじ】
今朝の野原家は朝食がいつも以上に貧相で、しんのすけもご機嫌斜め。でも夕飯は最高級焼肉と聞いて、しんのすけは打って変わって大はしゃぎ。ところがその時突然、白衣のおじさん が野原家に入って来た。その直後、今度は恐そうなおじさんが乗り込んで来て白衣のおじさんを捕まえてしまう。そして、のはら一家に向かって、白衣のおじさんから受け取ったものを渡せと凄む。しかし、何も受け取っていないしんのすけたちは、なんだか怖くなってその場を逃げ出してしまう。やがて、のはら一家は自分たちが指名手配されていることをテレビで知るのだったが…。
クレしん映画史上で1番笑える作品
ギャグのセンスが高く最初から最後まで笑わせてくれます。
クレヨンしんちゃんの映画はテレビ放送の通常回と違って感動モノが多いですが、クレヨンしんちゃんといえば笑えて面白いのが1番だと思います。
この作品はシリアスシーンがほぼ皆無ですが、その分ギャグの面白さが抜群です。マサオくんが相変わらず映画では活躍します。
特に後半の野原一家が劇画タッチ描かれる場面は最高に笑えます。ラストの終わり方も文句なしです。
これぞクレヨンしんちゃん
とにかくクレヨンしんちゃんらしい映画になっています。
笑いたいならヤキニクロード一択です!
5位 夕陽のカスカベボーイズ
- 監督:水島努
- 時間:100分
- 公開:2004年
【あらすじ】
しんちゃんたち“かすかべ防衛隊”は映画館へ来ていた。ところが、いつの間にかしんちゃん以外がいなくなってしまい、驚いたしんちゃんは、ひろし、みさえを呼びみんなを探しだすが……。
めちゃくちゃ完成度の高いストーリー
今でいう異世界転生ものです。野原一家が西部劇の映画の世界に迷い込んで、どうにか春日部に戻ろうとします。
蛇足に感じるような無駄なシーンが一切なく、最後まで目を離せないストーリーになっています。
前半のシーンに伏線が張られていたりと、とてもクレヨンしんちゃんの映画とは思えない完成度です。
他にも西部劇なのでクレしんらしからぬバイオレンスな場面もチラホラあります。歌姫みさえは爆笑します。
初のラブストーリー
しんちゃんがななこお姉さん以外の人を初めて好きなります。しかもいつものふざけた感じではなく大真面目です。
野原一家をかくまってくれたツバキという女の子に対し、しんのすけは最初は「よく見るとけっこう可愛ね~」といったいつものお調子者な感じで接していました。
しかし、ツバキが敵の親玉にいいようにされていることを知りしんのすけは変わります。
「一緒に暮らそうよ」、「オラがかくまう」、「オラがバリバリ働いて楽させてあげる」としんのすけらしからぬ発言。
ボーちゃんに「惚れたね」と言われ「オラの守備範囲は高校生以上でツバキちゃんは中学生くらいでしょ、オラはそんなロリコンじゃない」と否定します。
しかし、明らかに焦っている描写があり、そのときにしんのすけはツバキちゃんに恋をしたと自覚します。
ツバキの方も最初は新しく来た住人のひとり程度に思っていましたが、段々しんのすけに手をかけるようになっていきます。
この映画によってツバキちゃんはクレヨンしんちゃん史上1,2を争う人気なヒロインになりました。
しんのすけの優しさ
バラバラになったカスカベ防衛隊を再び復活させようとひとり奮闘し、襲われそうになるみさえを単身敵のアジトに侵入して助け、風間君を命を賭して救出し、ツバキちゃんを守る。
しんのすけの優しさがよく描かれています。
迫力のアクションシーン
後半のカスカベ防衛隊が敵のボスと戦う場面は、かなり迫力のあるアクションシーンとなっています。
切ないラスト
とにかくラストが切ないです。エンドロールのバックで流れている映像がヤバイです。切なすぎて苦しくなるほどです。
4位 嵐を呼ぶジャングル
- 監督:原恵一
- 時間:91分
- 公開:2000年
【あらすじ】
「アクション仮面」最新作上映を行う客船ツアーに参加していた野原一家だが、突然現れた謎のサル軍団によって大人たちはさらわれてしまう。しんのすけをはじめとする残された子供たちは、大人救出のために勇気をふりしぼって密林に覆われた孤島へ上陸する。しかし、そこは“パラダイスキング”率いるサル軍団が待ちかまえていた……。
しんのすけとひまわりの行動力
大人たちが船か謎の島にサルたちによって連れ去られてしまい子供たちが呆然としている中、しんのすけだけはその島に行ってみようとカスカベ防衛隊を奮起させます。
置いて行かれたひまわりもシロと共に、謎の島に上陸しシロの嗅覚を頼りにしんのすけの元に辿り着きます。
赤ちゃんとは思えない行動力を発揮しますが、しんのすけに会えて安心して泣く姿はまだ赤ちゃんでした。
マサオくんの爆笑活躍シーンもあります。
二転三転するアクションシーン
嵐を呼ぶジャングルの見どころは、敵のボスとアクション仮面が決闘するシーンです。
今作のアクション仮面はテレビの架空のアクション仮面ではなく、アクション仮面を演じている郷剛太郎というひとりの人間というのが今までと違います。
序盤のアクション仮面は劣勢ですが、観客の人たちの声援で強くなる姿は誰が見ても熱くなれるシーンです。
映画オリジナルキャストはひとりだけ
クレヨンしんちゃんの映画は、映画オリジナルキャラが多くてなんだかよくわからないという現象が起こることがありますが、今作は敵キャラひとりだけです。
そこらの俳優ではなく、今では大ベテランの実力派声優の大塚明夫さんが演じているので、文句なしに素晴らしいです。
3位 電撃!ブタのヒヅメ大作戦
- 監督:原恵一
- 時間:103年
- 公開:1998年
【あらすじ】
世界征服を目論む謎の男マウス率いる秘密結社“ブタのヒヅメ”。彼らが新兵器を開発したと知った国際情報組織SMLの女性エージェント“お色気”は、敵の空中要塞から兵器の一部パーツを奪取。彼女は東京湾を進む屋形船へ逃れるが、その船内にいたのは遠足中のしんのすけたちだった。ブタのヒヅメの追っ手はしんのすけたちもろともお色気を捕まえるが。
無駄なシーンがひとつもない
最初から最後まで無駄なシーンがひとつもありません。
アクションは肉弾戦が多くてカッコいいし、ギャグも面白いし、ひろしとみさえがしんのすけのために懸命になる姿は感動します。
救いのヒーローぶりぶりざえもん
救いのヒーローぶりぶりざえもんがなぜ救いのヒーローになったのかという理由が明らかになります。
その内容は大人でも心に刺さる内容で感動します。
2位 アッパレ!戦国大合戦
- 監督:原恵一
- 時間:98分
- 公開:2002年
【あらすじ】
しんのすけは家の庭で妙な古い手紙を見つける。しかも、その手紙を書いたのは他ならぬしんのすけ本人。しかし、しんのすけにはそんな手紙を書いた記憶がない。内容を読んでもちんぷんかんぷん……。そして、しんのすけは知らぬ間に戦国時代へとタイムスリップしてしまう。そこで、しんのすけは、ひょんなことから偶然出会ったかっこいい侍、井尻又兵衛由俊を助けてしまう。城に招かれ陽気な家来たちと騒いだり、お姫様の廉姫に一目ぼれしたりするのんきなしんのすけだったが……。
実写化までされた感動超大作
戦国時代が舞台の作品です。クレヨンしんちゃんという子供向け作品でありながら、戦国時代の世界観が細かく描写されています。
クレヨンしんちゃん史上初めて文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を初め数多くの賞を受賞しました。
草彅剛と新垣結衣で実写映画化もされました。
最も切ないラスト
クレヨンしんちゃんの映画史上最も切ないラストです。
このラスト故の人気です。
1位 モーレツ!オトナ帝国の逆襲
- 監督:原恵一
- 時間:95分
- 公開:2001年
【あらすじ】
春日部に誕生した“20世紀博”。そこはひろしやみさえたちが育った70年代のテレビ番組や映画、そして暮らしなどを再現した懐かしい世界にひたれるテーマ・パークだった。大人たちは子供そっちのけで“20世紀博”に熱中していくのだったが……。
数々の賞を受賞
- 第三十三回星雲賞メディア部門参考候補作選出。
- 第23回ヨコハマ映画祭日本映画ベストテン第8位。
- キネマ旬報創刊85周年オールタイムベスト・テン アニメーション部門7位。
- キネマ旬報創刊90周年オールタイムベスト・テン 日本映画アニメーション部門4位。
- 日本のメディア芸術100選アニメ部門選出。
- 日本オタク大賞2001オタク大賞受賞。
- 雑誌『映画秘宝』が毎年選定している映画ベスト10において、2001年度にアニメーション枠ではなくすべての洋・邦画を含めた中で初めて1位に輝いた邦画である。同誌ベスト10で1位に選出された邦画は、本作と2016年度の『シン・ゴジラ』、2018年度の『カメラを止めるな!』の3作品。
- 雑誌『映画秘宝誌』のゼロ年代(2000〜2009)映画ベストテン10位。
感想なんて読んでる場合じゃない!
この感想を読んでる暇があるなら今すぐオトナ帝国を見て下さい。
名作過ぎて多くを語らない方がいいと判断しました。
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クレヨンしんちゃん映画の名作ランキング 全26作品【2019】まとめ
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※本ページの情報は2019年8月時点の情報です。詳しくは公式サイトにてご確認ください。